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「皆さんお昼ご飯中にすみません!この中に宮崎さんはいらっしゃいますか?」
その人は、肛門科にいた。
“アハハ!キャハハ!”と楽しそうに遅めのお昼を食べていたおばちゃん看護師達の輪の中に真田さんと入り込む。
「刑事さん!?ちょっとちょっとホントにドラマみたーい!」
「すごーい!警察手帳なんて初めて見た!あなたのも見せてよ!」
「ねぇねぇ里田さんって誰に殺されたの?」
矢継ぎ早に質問があれこれ飛んできながらも、ようやく落ち着いて話を聞ける態勢になった。
ここでもさすがは真田さんだった。
無類の女性好きスケベ刑事に相手の年齢は関係ない。
一瞬にしてその場に溶け込み、
なんならおばちゃん達が食べていたサンドウィッチをちゃっかり右手に持っていた。



