――――――
バツイチという事実。
前妻から受けた仕打ち。
深い闇に覆われたこの心。
僕はフユミに洗いざらい全てを話した。
15歳で僕を産んでくれた母。
小学生の時に訪れた別れ。
祖父や祖母がくれた愛情。
家族に関する事も全て、
フユミは聞いてくれた。
そして・・彼女は僕を受け入れてくれた。
この心に、再び雲一つ無い青空が広がった瞬間だった。
交際を申し入れてから2年の月日が経った頃、僕は人生2度目となるプロポーズをする。
里田家への挨拶。
フユミの母はフユミに似て、とても温かった。
フユミの父は仕事が忙しい人らしく、その時は家にいなくて結局結納の時に初めて顔を見て挨拶をした。
「うん、娘をよろしくお願いします。」
凄くあっさりとした返しをした後、行事もそこそこに会社の人へ何か仕事の電話をしていた。



