正義が悪に負ける時



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「見つかったぞ!!!」


捜査員が今日の成果を報告しあう中、意気揚々と川辺課長が会議室に入ってきた。


その言葉に反応するように、
川辺課長の周りへと一斉に集まる。



「被害者 滝川ゲンジと梶山フユミは死亡当日、

ビジネスホテルから車で15分の所にある、日本料理店“一心”で夕食を取っていたことが確認出来た。

女将さんの証言、
それから胃の内容物から見て、

二人はこの店で“料理長特製御前 華”を食べたと裏取り出来たぞ!」



“よしっ”という声が周りから漏れた。


滝川とフユミ。

二人の当日の足取りを追っていた成果がついに現れた。


これでようやくスタートラインに立てたってところか・・。



「被害者の二人はここで毒を盛られた可能性が非常に高い。

いいか!当日の出勤者、厨房に立っていた人間、料理を運んだ女将さん。

全てが容疑者だと疑って取りかかれ。

被害者の身元も引き続き洗い、この店の従業員の中で接点があった人物がいないか、

どんどんどんどんどんどん容疑者を絞り出せ!!」