―――――― 欠かすこと無く、 手紙のやり取りをした。 月に1度、 大量の100円玉と10円玉を握りしめ、 工場から家までの帰り道、 人目に付かない公衆電話に入った。 電話口から聞こえるマコの声を聞きながら、アキラの泣き声を聞きながら、 僕はいつも目を腫らして家へ帰り、 不思議そうな顔をする爺ちゃんと婆ちゃんを横目に夜ご飯を食べた。 知り合い、友達が誰もいない孤独な環境の中、マコとアキラだけが僕の生きがいだった。