“ガチャリ”
その時、長野さん他、
鑑識班の人達が会議室に入ってきた。
そのまま新たな資料を川辺課長、そして下座に座る俺達捜査員へと配布する。
「被害者の死因が確定した。
“シアン化物中毒”。
二人の体内から同種・同量のシアン化物が検出された。
その他の胃に残っていた内容物は資料を見といてくれ。」
「長さんありがとう。」
やっぱり毒殺か・・・。
数ある毒物の中でも危険度が高く、即効性もあるシアン化物を使った今回の犯行。
被害者の滝川ゲンジ、梶山フユミ。
長野さんが作成した資料には二人の胃の中に残っていた物が記載されている。
その内容はほとんど同じ。
恐らく、どこか同じ店で同じ物を夕食として食べ、
ホテルに戻った所で毒が回ったんだろう。
「よし、皆まずは死亡当日の2人の足取りを追え。
滝川とフユミ。2人がどこで毒を摂取したか突き止め、容疑者を浮上させるぞ。」
川辺課長の号令で捜査会議が終わる。



