正義が悪に負ける時



―――――― 


マコに謝る事も、
さよならを言う時間も無く、

僕は母さんと一緒に鹿児島に連れて行かれた。


生まれた時からずっと暮らしたムコウジマを離れ、

たった1年だけ通った鹿児島の中学ではうまく馴染めず、

ただ何も考えず、
ほとんど誰とも喋る事無く、

僕の義務教育は静かに終わった。