正義が悪に負ける時



父さんのこの言葉で、
マコのお父さんが掴みかかった。


先生達が必死に2人を引き離す間、
僕は誰の顔も見れなかった。

ずっと自分の太ももを見つめていた。



「ゲンジ君!君はどうなんだ!?」

「・・・・・。」



「息子も“堕ろしたい”と言っているのが分からんのか!!」


「あんたに聞いてるんじゃない!!

ゲンジ君!!
君はどう思ってるんだ!?」




「・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」


何も・・・・言えなかった・・・。


今度こそ父さんに殺される。

でも・・僕はマコの事が大好きで・・・・

マコとの子供が出来たことが・・・凄く嬉しくて・・。