「何も、恥ずかしがることはないんだよ。それにね、」
「んん、まだあるんですか~」
心愛は困ったような顔をした。その顔がまた可愛いと、博人はそう思った。
「まだあるよ。一番大好きなところ」
「もう、それはさっき言ったじゃないですか」
「さっき言ったことに少し付け加えておく」
「付け加える…?」
「僕は、心愛ちゃんがふふふ、って笑うところが、大好きなんだ。すごく可愛い。
堪らなく可愛い。癒されるんだよ」
「そんなこと…」
「ある」
博人は、心愛の両手を優しく握りしめた。
「…嬉しい。私、すごく嬉しい」
心愛は潤んだ瞳で博人を見つめた。
「心愛ちゃんは?僕のこと好き?」
「好きです、大好き…!」
「心愛ちゃん…」
「あっ…やだ、私…」
心愛は恥ずかしくなり、俯いた。
「嬉しいな。こんなに好きなのは、僕だけかと思ってた」
「そんなことありません…!私だって、こんなに好きなのは、私だけかと…」
「考えてること同じだね、僕たち」
「ふふ、そうですね」
心愛は微笑んだ。
「それだよ、それ!僕が大好きなのは、その笑顔だよ」
そう言って、博人は心愛を抱き締めた。
心愛は、博人の胸に顔を埋め、温もりを感じるように目を閉じた。
「あのう~、二人の世界でいちゃつくのはいいんだけど、私の存在、忘れてません?」
保乃果が拗ねたように言った。
「あっ、忘れてた!」
博人と心愛が、同時に言った。
「あ…」
心愛は博人と顔を見合わせて笑った。
「ひどーい」
「あ、でも、保乃果さん、でしたっけ。博人さんのこと、本気…なんですよね…」
「え?」
「えっ?違うんですか?だって…電話で、博人さんのこと独り占めするとか、奪うとかって…」
「ああ、それね。嘘」
保乃果は笑った。
「んん、まだあるんですか~」
心愛は困ったような顔をした。その顔がまた可愛いと、博人はそう思った。
「まだあるよ。一番大好きなところ」
「もう、それはさっき言ったじゃないですか」
「さっき言ったことに少し付け加えておく」
「付け加える…?」
「僕は、心愛ちゃんがふふふ、って笑うところが、大好きなんだ。すごく可愛い。
堪らなく可愛い。癒されるんだよ」
「そんなこと…」
「ある」
博人は、心愛の両手を優しく握りしめた。
「…嬉しい。私、すごく嬉しい」
心愛は潤んだ瞳で博人を見つめた。
「心愛ちゃんは?僕のこと好き?」
「好きです、大好き…!」
「心愛ちゃん…」
「あっ…やだ、私…」
心愛は恥ずかしくなり、俯いた。
「嬉しいな。こんなに好きなのは、僕だけかと思ってた」
「そんなことありません…!私だって、こんなに好きなのは、私だけかと…」
「考えてること同じだね、僕たち」
「ふふ、そうですね」
心愛は微笑んだ。
「それだよ、それ!僕が大好きなのは、その笑顔だよ」
そう言って、博人は心愛を抱き締めた。
心愛は、博人の胸に顔を埋め、温もりを感じるように目を閉じた。
「あのう~、二人の世界でいちゃつくのはいいんだけど、私の存在、忘れてません?」
保乃果が拗ねたように言った。
「あっ、忘れてた!」
博人と心愛が、同時に言った。
「あ…」
心愛は博人と顔を見合わせて笑った。
「ひどーい」
「あ、でも、保乃果さん、でしたっけ。博人さんのこと、本気…なんですよね…」
「え?」
「えっ?違うんですか?だって…電話で、博人さんのこと独り占めするとか、奪うとかって…」
「ああ、それね。嘘」
保乃果は笑った。

