それから病院のベッドに運ばれた彼女は、ぐっすりと眠っていた。
起きてくれと何度も願ったけれど、
彼女が起きる様子は全くなかった。
再びじんわりと、嫌な汗が頬を伝う。
傷の具合を再び見た医者は、異常もないので帰ってもいいと許可を出してくれた。ただし、何かあれば直ぐに来るように、とも言われた。
僕は眠ったままの彼女を背負って、家まで帰宅した。突然のことだったから車でなんて来ていないし、彼女を背負って歩きたかった。
彼女は、温かかった。
それだけが何よりの救いで、
彼女は生きていると感じることができた。なかなか目覚めないのが気になるけれど、僕はポケットから鍵を出し
家へと入った。
やはり、意識が戻らない。
帰宅してからというもの、手が動くことも目が覚めることもなく、
僕は髪を乱暴に撫で回した。
「ああ、どうしよう…このまま、目が覚めないだなんてなったら」
嫌な不安が頭をよぎる。
ああ、だめだ。こんなこと考えていたら何も手につかない。
僕は、彼女にキスをした。
優しく、何度も。
それなのに君はー
起きない。
あんなに、僕とのキスを嬉しそうに受け入れていた君。
どうして起きない?
僕とのキスが、物足りない?
それならもっと
深いキスを君にあげるよ。
だから、お願いだよ、起きてよ。
ねえ、心愛ちゃん。
君は僕のお姫様だよ?
君は僕のダイヤモンドなんだから。
僕の胸できらきら輝いていてって、
言ったよね?
だめだよ、僕より先に遠くへ行っちゃ。
だめだろ?
僕の手の届かないところへ行っちゃ。離れるなと何回いえば気が済むんだよ。離れるなよ…
僕を、置いていかないで…
お姫様は王子のキスで目覚めるんだろ?
目を覚ましてよ。
何度もしてるじゃないか、
何度もしてるじゃないか…。
起きてよ、心愛ちゃん。
彼女からはなんの反応もない。
僕は君の声を聞きたい。
ねえ、ひろくんおはよう、ってさ…
笑って言ってよ。
ねえ、心愛ちゃん。
心愛ちゃん…!!
僕は彼女の名を何度も叫んだけれど、
僕の涙声以外、何も聞こえなかった。
彼女はもう、目が覚めないのだろうか。
起きてくれと何度も願ったけれど、
彼女が起きる様子は全くなかった。
再びじんわりと、嫌な汗が頬を伝う。
傷の具合を再び見た医者は、異常もないので帰ってもいいと許可を出してくれた。ただし、何かあれば直ぐに来るように、とも言われた。
僕は眠ったままの彼女を背負って、家まで帰宅した。突然のことだったから車でなんて来ていないし、彼女を背負って歩きたかった。
彼女は、温かかった。
それだけが何よりの救いで、
彼女は生きていると感じることができた。なかなか目覚めないのが気になるけれど、僕はポケットから鍵を出し
家へと入った。
やはり、意識が戻らない。
帰宅してからというもの、手が動くことも目が覚めることもなく、
僕は髪を乱暴に撫で回した。
「ああ、どうしよう…このまま、目が覚めないだなんてなったら」
嫌な不安が頭をよぎる。
ああ、だめだ。こんなこと考えていたら何も手につかない。
僕は、彼女にキスをした。
優しく、何度も。
それなのに君はー
起きない。
あんなに、僕とのキスを嬉しそうに受け入れていた君。
どうして起きない?
僕とのキスが、物足りない?
それならもっと
深いキスを君にあげるよ。
だから、お願いだよ、起きてよ。
ねえ、心愛ちゃん。
君は僕のお姫様だよ?
君は僕のダイヤモンドなんだから。
僕の胸できらきら輝いていてって、
言ったよね?
だめだよ、僕より先に遠くへ行っちゃ。
だめだろ?
僕の手の届かないところへ行っちゃ。離れるなと何回いえば気が済むんだよ。離れるなよ…
僕を、置いていかないで…
お姫様は王子のキスで目覚めるんだろ?
目を覚ましてよ。
何度もしてるじゃないか、
何度もしてるじゃないか…。
起きてよ、心愛ちゃん。
彼女からはなんの反応もない。
僕は君の声を聞きたい。
ねえ、ひろくんおはよう、ってさ…
笑って言ってよ。
ねえ、心愛ちゃん。
心愛ちゃん…!!
僕は彼女の名を何度も叫んだけれど、
僕の涙声以外、何も聞こえなかった。
彼女はもう、目が覚めないのだろうか。

