急いで行ってみたものの 2人の喧嘩は 所謂、痴話喧嘩ってやつだった。 無事に2人の喧嘩も片付き テラス席に戻ると 那野がお弁当箱を閉めていた。 あんなちっぽけな喧嘩で 呼び出されるとは 喜野の恋を応援するのは 随分、先が思いやられるなと思った。 妃乃「ごめん、那野。 もう食べ終わっちゃったね。」 那野「キノの用事は平気だったのか?」 妃乃「うん、もう全然! 私が行くまでもなかったよ。」 那野「そっか。良かった。 飲み物買ってくる。何がいい?」 妃乃「じゃあ、レモンティーで。」