不良「ニノさん。乗って下さい。
そこのお姉さんも!」
妃乃「え?私も?」
仁野がその人のバイクに乗るから
渡されたヘルメットを被り
別の人のバイクの後ろに跨ると
その人達は那野の家...
いや、仁野の家へと送ってくれた。
仁野は私の体を持ち上げると
ヘルメットを取り、体を押す。
仁野「電気ついてるから。
ナノは部屋にいると思うぞ。」
妃乃「ありがとう。ニノ。」
結果的に言うと、電車で
帰った方が早い気もしたけど
仁野はやっぱり優しいって事が
分かったから、素直にお礼を言った。
仁野「じゃあな。」
仁野はまた友達のバイクに跨ると
繁華街の方へと走って行った。



