新堂三兄弟のお姫様


妃乃「今日、キノの気持ちを知ったよ。」

仁野「そう。」

妃乃「ニノは知ってたの?
キノが私の事を好きだって。」

仁野「さあな。」

妃乃「ニノっていつもそうだよね。
はぐらかす時は、いつも
さあなって言葉で片付けるよね。」

仁野「例えば俺がキノの気持ちを
知ってたって答えれば
お前の気持ちは変わるのかよ?
キノの想いを今以上に知れば
お前の答えは変わるのか?」

思えば、仁野はいつもこうして
私に正しい答えを教えてくれくれた。

那野に告白しようかどうか
迷ってた時も、仁野が背中を押してくれた。