妃乃「ニノは優しいし、色んな女の人から
言い寄られる事は知ってるけど
傷付けない言い方をそろそろ
覚えた方がいいんじゃないかな?」
仁野「お前に関係ねぇだろ。」
妃乃「さっきも言ったけど
悪く言われるよりも褒められた方が
やっぱり皆、嬉しいよ。」
仁野はさっきよりも少しだけ
鋭い目付きを私に向ける。
仁野「じゃあ、何?
あんたの事は好きになれないけど
明日、デートしようとか
あんたと恋人同士にはなれないけど
毎日、一緒に帰ろうとか
上辺だけの優しい言葉をかければ
そいつらは全員嬉しいのか?」
妃乃「それは...」



