お昼休みに那野が迎えに来てくれて
喜野は水瀬さんと一緒に食べるからと
言っていたから今日は2人きりで
お弁当を食べる事になった。

もちろん、私は那野が好き。
その気持ちは揺るがない。
だけど、喜野と幼馴染じゃなくなるような
気がして、私は喜野の事ばかり
考えていた。

那野「ヒノ!聞いてる?」

妃乃「え?ごめん。ボーッとしてた。」

那野「今日の放課後、委員会が
あるから一緒に帰れないんだけど
喜野か仁野に頼めよ。」

妃乃「あー、うん。分かった。」

ダメだな、せっかく那野と
一緒にいるのに別の事ばかり考えて。

そりゃあ、那野も微妙な顔するよね。