このまま水瀬さんと喜野が 付き合えば、他の女子もちょっかい出す事は 少なくなるだろうし喜野は無理せず 楽しい高校生活が送れるかもしれない。 水瀬さんにとっても 喜野にとってもメリットのある事だから 私の出る幕はないか。 次の授業を受けていると 私のポケットのスマホが震える。 確認すると那野からだった。 『今日は絶対に2人で弁当食べるから。 喜野を振り切れ!絶対だ!』 大丈夫だよ、那野。 喜野は確実に変わってる。 私がいなくても平気だから。 そう思いながらも了解とだけ 返事を返した。