仁野「分かったんならナノに謝れ。
ごめんって一言言えば済む話だろ。」
妃乃「その言葉、あんたにだけは
言われたくない。人に謝れない男が
偉そうに説教すんな!」
だけど、これが仁野の
優しさだって事はちゃんと分かってる。
不器用だけど、仁野は優しい。
妃乃「でも、ありがとう。
教えてくれて...助かった。
ナノの所に行ってくる!」
仁野「ああ。」
電車に飛び乗った私は
学校に着くと2年の教室まで走った。
早くナノに謝らなきゃ!
ナノを怒らせちゃったのは私だから。
私がバカだからナノが悲しんでる。
教室に来たまでは良かったけど
...私は何にも考えてなかった。
ナノに伝える言葉
考えないままここに来ちゃったよ。



