那野の部屋で勉強していると 玄関の開く音が聞こえる。 喜野「ただいまー。」 1階から聞こえる喜野の声。 妃乃「喜野帰ってきた! 話聞きに行かなくちゃ。」 私が部屋を出ようとすると 那野が私の腕を引く。 那野「行かないで。」 妃乃「ナノ?どうしたの?」 那野「何でキノの所に行くんだよ。 今は、俺と一緒にいるんだろ?」 いつもはクールな那野の様子が変だった。 妃乃「でも、せっかくキノが 変りたいって思い始めた所なんだよ? ナノは気にならないの?」 那野「キノの事なんてどうでもいいだろ!」