喜野「この間、ニノの教室に
行こうとしてた時、女の人に
追いかけられて...気付いたら
僕は2階の階段下にいて
そしたら、ちょうどナノにいが
出て来てさ聞いちゃったんだ。」
妃乃「聞いたって何を?」
喜野「ナノにいは僕の事でからかわれてた。
女みたいな弟がいるってクラスメイトから。
僕さ、それ聞いたら何かすっごく
悲しくなって...それから悔しくなって
ナノにいの為にも変わりたいって
思っちゃったんだ。」
妃乃「そっか。」
那野の事が大好きな喜野らしい
理由だなって思った。
喜野「これ、ナノにいには
絶対に秘密だよ?」
妃乃「うん。秘密にするよ。」
喜野「くだらない理由だよね。
今まで、ナノにいはそんな事
いっぱい言われてきたのに
たまたま僕が聞いちゃったから
ナノにいの為に頑張るとかさ...
恩着せがましいかな。」



