喜野「ねぇ、ヒノ。
お昼休み、僕も一緒に
お弁当食べてもいい?」
妃乃「ごめん。お昼は
ナノと約束してるから。
ニノの所に行ってくれる?」
喜野「何でナノにいとヒノは
一緒じゃないの?」
妃乃「...何で...って。恋人...だから?」
喜野「でも、いつも僕達は
一緒だったよ?」
喜野の言いたい事も分からないでもない。
でも、喜野か那野を選ぶのなら
私は那野の気持ちを大切にしたい。
妃乃「ナノが2人で食べたいんだって。」
喜野「ヒノは?」
妃乃「私もナノと2人がいい。」
喜野「そっか。ヒノはもう
僕達の事はいらないんだね。」
喜野が潤んだ瞳で見つめてくる。
この顔だろう。世の女子が
悩殺されるのは...。



