後ろの席の喜野の机から
筆箱が落ちて、それを拾い上げ手渡すと
ちょうど喜野もカバンから
教科書を取り出していた。
いつもは仁野の分の教科書も
持ってきてる喜野が今日は
自分の分の教科書しか
持って来ていなかった。
妃乃「今日は仁野の教科書
持ってきてないんだ。
仁野もようやく自分の教科書
持ってくるようになったんだね。」
喜野「もしかして、ヒノ聞いてないの?」
妃乃「聞いてないって何を?」
喜野「仁野は昨日学校を辞めたんだよ。
昨日のお昼休みに話すって
言ってたから、知ってるのかと思ってた。」
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