女嫌いだった喜野が誰かと
付き合う事は喜ばしい事。
いつもの私ならものすごく喜んでた。
だけど、今はぎこちない笑顔しか
向ける事が出来なくて申し訳なくなった。
妃乃「ごめん、喜野。
すごく嬉しいんだけど
今はうまく笑えないや。」
喜野「ナノにいと仲直りしてないの?」
妃乃「うん。もう...無理かもしれない。」
喜野「ごめんなさいって
言えばいいんだよ。
ヒノはちゃんと人に謝れる人だよ。
そのヒノがごめんなさいしないって事は
ナノにいが悪いの?」
妃乃「那野は全然悪くない。
悪いのは私の方なの。
私が謝ればいいだけなんだけど
謝って仲直りしても私の考え方を
変えなければまた那野を傷付ける。」
喜野はそっかって言って悲しい顔をした。



