次の日、私が家を出ると
珍しく喜野が家の前で待っていた。
喜野「ヒノ。学校一緒に行こうよ。」
妃乃「うん。」
こうして喜野と登校するのは
随分と久しぶりだ。
喜野「ヒノと登校するの久しぶりだな。
僕、結構ずっと寂しかったんだよ。」
妃乃「うん、ごめんね。」
喜野「そうだ。ヒノに報告があるんだ。
僕、水瀬ちゃんと付き合ってみる事にした。
正直言うとさ、まだ僕はヒノが好き。
でも、一緒にいて楽しい人は
水瀬ちゃんなんだ。だから、きちんと
付き合って水瀬ちゃんの事を
大切に出来る人になりたいんだ。」
妃乃「そっか、おめでとう。」



