妃乃「キノ。突然体当たりしないで。」
喜野「だって、あの人たちが
僕のイヤホン取ってくるんだ。」
妃乃「皆、キノと話したいんだよ。」
喜野「僕は話したくない!
僕、ここにいてもいい?」
水瀬さんに、キノもいていいか
尋ねようと前を向くと
喜野の顔を見ながら目を輝かせていた。
ああ、そっか。水瀬さんは
喜野のファンなんだっけ?
じゃあ、まあ問題ないか。
妃乃「キノ。紹介するね。
私のお友達の水瀬 香夜さん。」
喜野「ヒノのお友達...?」
香夜「キノくん。よろしくお願いします!」
喜野は何度か水瀬さんを見たのち
ニッコリと微笑む。
喜野「ヒノのお友達なら平気だね。
水瀬さん。よろしく!」



