新堂三兄弟のお姫様


妃乃「キノ。突然体当たりしないで。」

喜野「だって、あの人たちが
僕のイヤホン取ってくるんだ。」

妃乃「皆、キノと話したいんだよ。」

喜野「僕は話したくない!
僕、ここにいてもいい?」

水瀬さんに、キノもいていいか
尋ねようと前を向くと
喜野の顔を見ながら目を輝かせていた。

ああ、そっか。水瀬さんは
喜野のファンなんだっけ?
じゃあ、まあ問題ないか。

妃乃「キノ。紹介するね。
私のお友達の水瀬 香夜さん。」

喜野「ヒノのお友達...?」

香夜「キノくん。よろしくお願いします!」

喜野は何度か水瀬さんを見たのち
ニッコリと微笑む。

喜野「ヒノのお友達なら平気だね。
水瀬さん。よろしく!」