「あの、さっきはありがと...」
授業が終わった後、あたしは後ろの席の子にお礼を言った。
「ん~?ああ、別にいいよ~!役に立ててよかったよ。えーっと...。市瀬さんだっけ?私は大沢環那。近い席同士仲良くやってこうよ。よろしく!!」
大沢さんはニコッとあどけない笑顔を浮かべると、右手でピースサインを作った。
「よ、よろしく...」
ん?ちょっと待って。大沢環那...?たしかその名前は...。
「ねえ、カンナちゃん。お昼の時に裕亜と話した?」
大沢さんにそう問いかけると、大沢さんは一瞬だけきょとんとした表情を浮かべたあと、「ああ!!あれのことかあっ!」と両手をポンっと叩いた。
「あれね、裕亜ちゃんがハンカチ落としたから拾ってあげただけだよ。会話っていうもんじゃないよ」
「あ、そうなんだ」
「なんでそんなこと聞くの?」
「さっき裕亜がカンナちゃんに話しかけられたって言ってたから、何の話してたんかなって...。気ぃ悪くしたらごめん!!」
「ううんっ!大丈夫だよ」
カンナに謝ると、カンナは両手を顔の前でぶんぶんと振って『大丈夫』と言ってくれた。
そのあと少しだけカンナと話したあと、あたしは次の授業の準備をするために机の中から教科書とノートとペンケースを取ろうとした。
その時だった。
「あ、あれ?ペンケースがない...」
授業が終わった後、あたしは後ろの席の子にお礼を言った。
「ん~?ああ、別にいいよ~!役に立ててよかったよ。えーっと...。市瀬さんだっけ?私は大沢環那。近い席同士仲良くやってこうよ。よろしく!!」
大沢さんはニコッとあどけない笑顔を浮かべると、右手でピースサインを作った。
「よ、よろしく...」
ん?ちょっと待って。大沢環那...?たしかその名前は...。
「ねえ、カンナちゃん。お昼の時に裕亜と話した?」
大沢さんにそう問いかけると、大沢さんは一瞬だけきょとんとした表情を浮かべたあと、「ああ!!あれのことかあっ!」と両手をポンっと叩いた。
「あれね、裕亜ちゃんがハンカチ落としたから拾ってあげただけだよ。会話っていうもんじゃないよ」
「あ、そうなんだ」
「なんでそんなこと聞くの?」
「さっき裕亜がカンナちゃんに話しかけられたって言ってたから、何の話してたんかなって...。気ぃ悪くしたらごめん!!」
「ううんっ!大丈夫だよ」
カンナに謝ると、カンナは両手を顔の前でぶんぶんと振って『大丈夫』と言ってくれた。
そのあと少しだけカンナと話したあと、あたしは次の授業の準備をするために机の中から教科書とノートとペンケースを取ろうとした。
その時だった。
「あ、あれ?ペンケースがない...」

