午後の最初の授業は数学だった。あたしが最も苦手とする教科。
「じゃあこの問題を...市瀬さんお願い。中学生の復習問題だからできるはずよ」
「うぇっ...」
数学の先生に指名され仕方なく席を立とうとしたその時、後ろから「ねぇ」と声をかけられた。
「えっ?」
振り返ると、小柄な女子が『答えは√5だよ』と小声で言ってきた。この問題の答えが√5ってこと?
あたしはその子の言うとおりに黒板に『√5』と書いた。
「...はい、正解!」
先生のその声とともに、周りから拍手をもらった。さっき答えを教えてくれた子の方を見ると、『良かったね』と言いたそうに力強くうなずいてきた。
「じゃあこの問題を...市瀬さんお願い。中学生の復習問題だからできるはずよ」
「うぇっ...」
数学の先生に指名され仕方なく席を立とうとしたその時、後ろから「ねぇ」と声をかけられた。
「えっ?」
振り返ると、小柄な女子が『答えは√5だよ』と小声で言ってきた。この問題の答えが√5ってこと?
あたしはその子の言うとおりに黒板に『√5』と書いた。
「...はい、正解!」
先生のその声とともに、周りから拍手をもらった。さっき答えを教えてくれた子の方を見ると、『良かったね』と言いたそうに力強くうなずいてきた。

