大切なもの

「咲人!?」


「よぉー!」


小林 咲人 kobayashi sakito


家がすぐ隣で幼馴染。同い年で腐れ縁。
たまにうざ絡みしてくるけど私の好きな人。


「この雑誌かしてー」


私のお気に入りの雑誌。いつもなら私は絶対に譲らないんだけど、その時の私は余命1年というショックをかくしきれなかった。



「うん…」



咲人も驚いたようにこちらを向く。咲人は何か勘付いたようだった。



「どうしたの?」



優しい声で聞いてくる。