そんな穏やかな日常を壊したのは

以外な人物だった。

ギィと扉の開く音に3人で顔を上げると

「よっ!」と声をかける長身の男。

洋介だ。

「何?」

コイツは………若い頃一緒にヤンチャしていたヤツで

ろくな話しを持ってこない。

「ちょっと頼まれて欲しくて。」と

二枚目より少し三枚目よりの笑顔で近づいて…………固まった。

「…………………………咲ちゃん?」

「洋ちゃん!」

はぁ??

この歳の離れた二人が知り合い??

さすがのささも驚いたようで、二人を見比べる。

もしかして………

咲って………年上男を騙す悪いヤツ?

思わず疑ったら。