「ほんっと、BRONZEのどこがいいんだか。」
今、下の方から聞こえた。小さい声だったけどしっかりとね。その声の正体は‥‥
「まーきーちゃーん?BRONZEをバカにしないで!BRONZEは最高の歌い手で聞いた人みんなが幸せになれるんだから!」
まきちゃんは私と違ってItubeや音楽に全く興味がなくBRONZEはもちろん、誰でも知ってるような有名歌手まで知らない。
私が毎日「BRONZE」の話をしてるからその名前だけは覚えたみたい。
そう分かってるけど、やっぱりBRONZEのことを悪くいわれたらいくら親友のまきちゃんでも黙ってられない。
強い口調でそう言ったらまきちゃんはギョッとした顔でやばいと思ったのか両手を顔の前で合わせて必死に謝ってきた
「ごめん!許して?もう言わないからぁー!」
もう、何回目だよこのくだり。ってゆうか、なんでBRONZEの良さが分からないかなぁ?1度見たら忘れられなくて、頭の中でその曲が何回も何回も繰り返されるくらい中毒性のある声なのに。
うーんと唸りながら考えていると先生が教室に入ってきて
「よーし。朝学活始めるぞー、全員席に着けー。」
そう言ったからざわざわしてた教室が嘘のように静かになってみんなが席についた。
だから私も大人しく自分の席に着いた。

