神谷 柚乃です。
中学1年生になり、頑張りたいことは習い事と部活と勉強の両立です。1年間、親元を離れてグループで活動するので、送迎など、不安なこともありますが、一生懸命頑張りたいと思っております。
ぱちぱち……とまばらな拍手。
「はい!ユノ?は、なんで殺人鬼みたいに怖い顔をしているのですか〜」
……はぁ!?
「た、橘さん。それはちょっと良くないんじゃないの?」
ですよね、新木先生!!そのようなことは言わないでいただきたいです。
「じゃあ……なんで殺人鬼なの?」
だから、私は殺人鬼じゃないですっ!
人を殺したことなんてないですし第1、私は小学一年生の時の出来事がトラウマで死などという言葉、暴言はもちろん、血をみることも苦手なんです。怪我をしただけで倒れるほどですから。
「え、マジで?じゃあもう1つ言っていい?
なんで真面目ちゃん系殺人鬼なの?」
……もう勝手にご想像ください。
周りを見ると冷たい視線とキラキラした好奇心あふれる視線が入り交じっていた。
橘とかっていう人、絶対同じグループにはなりたくないわ。絶対いやよ。
「笑顔になればいいのになぁー」
笑顔?もうずいぶん笑顔になってないわね。
わからなくなってきたから一生笑顔になれないかも
わからないけど。
「笑顔がなければ殺人鬼〜真面目ちゃん系殺人鬼〜いつもこわぁーい殺人鬼〜」
ひどいわ。ま、私は特に対応する気もないですし。
「……そうだな。」
え?だ、誰よ。