1週間後の日曜日
「美月。封筒が届いているわよ」
「はーい。今行く」
1階に降りると、ダイニングテーブルの私の席に、「星川美月様」と書かれた封筒があった。
裏を見ると「愛咲高校 校長」と書かれていた。
「お母さん。愛咲高校からだよ。」
「あらそう、なんて書いてあるの?」
封筒を開けてみると、手紙が入っていた。手紙を開くと、「星川美月様。あなたには、アイドル科に入っていただいます。地図を一緒に入れてますので、それを見て明日アイドル科の職員室に来てください。アイドル科は、全寮制です。制服は、15時ぐらいに届くはずです。」と書かれていた。
「お母さん。私、アイドル科だって。全寮制なんだって。」
「へー。全寮制ね。えっ?!全寮制!」
「うん。」
「大丈夫なの?」
「大丈夫でしょ!」
「おはよー。なんの騒ぎ?」
「翔琉(かける)起きるの遅いわよ。」
「はーい」
「翔琉!愛咲高校のアイドル科に行くことになったよ!」
「はっ!?」
「アイドル科って、たしか、全生徒 男だったはず」
「そう…えっ!なにゆってるの?」
「愛咲高校で唯一アイドル科だけがどの学科の生徒会長も先生も入ってはいけないというルールというか、校則で義務付けられてるはずなのに!」
「そんな…。なんで?」
「知らんよ!けど、多分 美月姉がアイドルとして、人気だからじゃないん?」
「そうかなー?そんなことで決まる?」
「まぁ、明日アイドル科の先生に聞けばいいんだよ」
「えっ!明日から!」
「うん。よろしくね!」