『遠距離』恋愛。

「小宮先生。」
「はい。」
「私も、小宮先生が好きです。」
「無理しなくていい、もう無理しなくていいから。」
「無理なんてしてません。」
「本当か？」
「はい。」
「俺は、そのお前の赤ちゃんの父親にだってなりたいと思ってる。」
「え、、」
「『遠距離』になってもいい。お前がいいなら、俺と付き合ってください。」
「、、はい！」
すると、小宮先生がハグしてきた。
「先生、ちょ、ちょっと、、」
「あ、あぁ、ごめん。嬉しくてつい。こういうこともだんだん慣れていこう。」
「はい、、！」
「赤ちゃん、名前は決めたのか？」
「いえ、まだなんです、、。あ、先生、つけてください！」
「俺が⁉︎そんな、そんな大事な仕事できないよ！」
「お願いします！」
「んーーー。よしもうパッと出てきた。」
「テキトーはやめてくださいよ⁉︎」
「テキトーじゃない。」
「なんですか、、？」
「母親に似て強く、たくましくなるように。そして、いっぱい愛が注がれるように。愛向（あいな）はどうだ」
「、、すっごく、いい。」
「愛情の『愛』と母親の名前からとった『向』。なかなかいいだろ」
「すっごくいいです！ありがとうございます！」