高校生活入学した時から3年間クラス替えがないことが決まっている。
同じクラスメイト。
同じ先生。





なんの代わり映えもしない。







 休み時間に友達と話している時にkazuのことを思い出して友達に話してみることにした。

「昨日SNSで知り合った高校生と電話したんだけど、その人私たちと同じこのあたりに住んでる人なんだって。すごくない?それにどこかで聞いたことのある声だったんだよ。」
「すごいね、ひなは。どんな人?」
「うーん。顔は分からないの、声しか知らないんだ。多分いい人。」
「なにそれ、多分って。でも声聞いたことある人ならよく利用するお店の店員さんかもしれないし、あとはどこかで話したことある人じゃないの?」
「そうかもね。声だけじゃわかんないよね。気のせいだったかも。そうそう話変わるんだけど、科学のあの先生って本当にわかりやすく説明してくれるよね。私分からないところ掃除中にたくさんきいちゃったよ。」
「掃除中って、ちゃんとやりなよ。」
「はい。すみませんでした。でもみんな真面目に掃除してないよ?舞奈ちゃんは真面目だよね。少しは見習います。ちゃんと勉強も掃除もします。」
「なにそれ。とりあえず頑張ってね。」
「ありがとうございます。」



そうこう話している間に私たちの休み時間は移動教室で終わってしまったのだ。






















学校が終わってバイトに向かっている途中に一件のメッセージが来ていた。
送り主は


kazuだ。