数分後、秋冷と麗夜は目を覚ました。



「おはようさん♪」



ニッコリスマイル付きの、挨拶を嫌味っぽくした沙羅。
誠也は、それを呆れながら見ていた。




「沙・・・羅・・・?」



秋冷が、沙羅を見た。



――笑っている。



沙羅は、笑っていた。
けど、目が・・・笑っていない。