沙羅は、誠也を見上げてため息をつくと


「地下に案内、してくれるの?」



誠也は、ああと頷き歩き出した。







案内されて、沙羅が見たものは・・・




壁に血を流しながら・・・気を失っている秋冷達の姿。



「秋冷!!」



悲痛に叫ぶ沙羅。




誠也が秋冷達を壁から離す。




「抵抗はしていたんだな」




と誠也が言う。



「秋冷だしね・・・にしても酷い」




秋冷の額に手を当てる沙羅。




「こいつ等どうすんの?」



誠也が麗夜を朔夜を肩に担いで居る。




「あ・・・・秋冷と並べてくれる?」



沙羅が秋冷の隣に並べた麗夜達を見て・・・



「一応、治して・・・一緒に戦ってもらわないとね」


一瞬、光った気がした。