「ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい!」


悠里は誤り続けている。



秋冷は、お手伝いさんに沙羅を呼ぶように命じた。



「何よ?折角、傷口の包帯を替えようと・・・」


沙羅が部屋に入ってきたときに、言葉が途切れた。



「ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい!!」


頭を抱えて涙を流して誤っている少女が目に入った。



「いつから?」


沙羅は、紅燐に問う。


「沙羅が出て行ったとき」


紅燐が早口に言う。


沙羅がため息を漏らしたのが秋冷を苛立てた。



「沙羅!!元はお前がいけないんだろう!!悠里は精神が脆くなって来てたんだぞ」



秋冷が沙羅に怒鳴る。


「黙れ」


沙羅は秋冷を睨み、冷たくあしらうと悠里に話しかけた。