日が落ちて・・・月が現れた時。


無残な音が、その場に響いた。


バキッ ドカッ


「・・・呆気ない」


その無残な音とは別の音―声が聞こえた。


声からして女。



「・・・お前が強いだけだろ?」


そして、その声とはまた別の声がする。


今度は、男。