「ねえ!莉織ちゃん、だよね?」 「え?あ、、うん」 グループごとで固まっている中から、1人可愛い女の子が出てきた。 「わたし、橘侑架 ─ Tachibana Yuuka ─」 「橘さん?」 「侑架でいいよ!莉織!」 なんで急に…。 不思議に思いながら、それでも友達がまた増えたらしいのは嬉しくて。 差し出された侑架の手を握ると、「よろしくね!」とあどけなさを含んだ笑顔を向けられた。 「よ、よろしく侑架」