桜の木の下で

「これ以上からかわないでください」
「別にからかってねぇよ」

私は、慌てて菅田さんから離れ、
2人がいる所に戻った。

菅田さんは、クスクス笑いながら
後ろから着いてきた。

「2人とも遅かったわね」
「ほんと。帰っちゃったのかと思ったよ」

2人がニヤケながら私たちを見た。

「2人に挨拶しないで帰るわけないですよ」

私はそう言って、
さっきまで座っていた場所に戻った。

菅田さんは無言で私の横に座った。