桜の木の下で

「さくら、大丈夫?」
「大丈夫だよ。来てくれてありがとう」

嬉しそうな佐藤先輩。
いいなぁ。

「葉月ちゃん、いつもありがとう」
「いいえ。私の方こそいつも楽しんじゃってすみません」

優しい彼氏さん。

「何、紀輝に見惚れてるんだよ」
「えっ?」

菅田さんの声が聞こえた。

「見惚れてません。ただ2人の関係が羨ましかっただけです」

私は膨れた顔で、菅田さんを睨んだ。
なっ、なんで菅田さんがいるの?