桜の木の下で

「迷惑じゃないと思うよ」
「えっ?」

佐藤先輩がニコリと笑った。


「私もそうだったから……」
「佐藤先輩が?」
「……うん。私が告白したら迷惑だって
ずっと思ってたの。
でもお前は友達のままでいいのかって言われて。やっぱり女として見られたいと思った」

話してる佐藤先輩は、綺麗だった。
幸せのオーラが漂っていた。

「だから葉月ちゃんにも
後悔だけはしてほしくないなぁ……」

話をしながら焼き鳥を食べる佐藤先輩。
ほんと美味しそうに食べるなぁ。

私も焼き鳥を食べた。