「うま」 「でしょ?」 「やっぱ食い意地あるだけあって、料理も上手だな」 「食い意地は余計!」 舞は小学生のころから料理が得意で、特にお菓子作りが得意だった。 バレンタインは幼馴染特権なのかいつもまわりにあげるものと違うものをくれて、それが嬉しかったのを覚えている。 それに舞が死んでしまってから、舞が作ったものを食べるのは今日がはじめてだった。