こんなにも俺のことを思ってくれていた舞と光。


それに気づかないで死のうとするなんて、なんて俺は馬鹿なんだろう。


「迷ったっていいんだよ。立ち止まったって。後悔のない人生なんてないんだから。でも、簡単に死を選んでほしくない。大輔にはまだ明るい未来があるんだから」


光の言葉をきいて思い出した。

舞が俺のことを真っ白っていってくれたことを。


「俺がんばるよ」


上を見上げると太陽が輝いていて、舞が微笑んでいるようにみえた。