先輩が大好きでした。

「あぁっ…もう…。」
どうしていつもと違うアラームの音に気付かなかったんだろ…。私のばかぁぁぁー!
燐音との待ち合わせ場所を見て私は硬直してしまった。
なぜならそこに…

「あー!やっと来た!」
「あぁ、夜桜さん。待ってたよ。」

もう会うはずの無い…成瀬先輩と旭日先輩立っていたのだから。

「えぇっ…何でいるんですか!ってか燐音は?!」
「東雲ちゃんさ、今日は委員会だから先に行ってほしいって。」
「委員会なんて聞いてませんし!第一先輩に任せるなんて…!」
燐音一体どういう神経してんのよ!
「まあまあ。東雲ちゃんは昨日言いそびれたって言ってたよ。」
「俺たちと帰ったからだな。」

そう言えば…
「あれ?壮真先輩はいないんですか?」
「あぁ、彼方ならまだ来てねぇよ。」
口を開いたのは成瀬先輩だった。