愛じゃなくても恋じゃなくても（仮）

「ちょっと待ったあ！」

タケピー店長が来た。

タケピー店長が、山田良隆の振り上げた右腕をがっつり掴んでいる。

「やっと追いついたわ。大丈夫か
ゆーちゃん。あの、山田さんでしたか？オレは竹原剛、こいつのバイト先の店長、しがないラーメン屋やってます。お仕事何されてるんですか？」
「僕はSEだけど。。。」
「そうですか。あなたを淫行条例で訴えたらSEなんて出来ませんね。」
「！！そ、それだけは！」
「そやったら、暴行罪なんてしょうもないこと言うてないで、反省してもらいましょうか。おい、オレのかわいいゆーちゃん押しつぶしてんと早よのけや！調子のんなよロリコン！」
タケピー店長は片手で山田良隆を持ち上げ、壁に体をくっつけさせるような格好にした。
「ご、ごめんなさいでした！」
「今すぐ美月ちゃんのお母さんと別れて二度と美月ちゃん親子と関わるな。破ったらSE、いや、お前の人生終わらせたる。」
そして奴はすぐ幸子おばさんに別れの電話をかけ、俺に土下座し、去っていった。

「タケピー店長、本当にありがとうございました！」
「オレ大人やからー。15歳に手を出すなんてロリコンや！うん、でも。。。
オレも人のこと言えへんかったらどうしよう。。。」
「何のことですか？」
「誰にも言うなよ。。。清華ちゃん、かわええなぁ。。。」
「マジ？タケピー店長の恋の始まり？」

そして奥野に電話すると、美月と奥野は一緒に駅で待っている、とのことだった。

「ゆーちゃん、こんなことがあったんやし美月ちゃんと正式に付き合ったら？いとこやから大丈夫やし。ゆーちゃんも美月ちゃんもお互いめっちゃ好きやん。駅で戻ったらリンダリンダで告白や！」
2人で告白の方法を話し合いながら駅に戻った。