運動会が終わり、中間試験1週間前。
いつものように放課後の教室で勉強をしていた。
毎日夜遅くまで勉強していたため、突如睡魔が襲ってきた。
「15分だけ寝よ、、」
私は携帯のタイマーをかけて仮眠をとった。
誰かが私を起こす声が聞こえる。
「……と、…もと!…山本!」
「んーー、、。、、、え!先生⁉︎」
日直の舟木先生が教室を回っている途中で寝ている私を発見したようだった。
「もう最終下校30分も過ぎてるぞ!」
「す、すいません!」
「そんなに夜遅いのか?」
「いや、、、でもすぐ出ます!」
「最終下校過ぎてるし校門まで送っていく」
「すみません、、」
「松葉杖だろ?荷物持つよ」
「いやいやそんな!」
「遠慮するなって。成長期なんだから骨に少しでも負担かけないようにしないと。」
「ありがとうございます、、」
先生と校門まで歩くのは至福の時間だった。
先生は松葉杖である私に歩調を合わせながら歩いてくれた。
すぐ真横に先生がいるから、このまま手を繋げたら、、なんて思ったりもしてみた。
「先生?」
「なんだ?」
「明日、物化質問行ってもいいですか?」
「おぅ、どしどし来い。」
「先生は、みんなに物化教えてる時、楽しいですか?」
「うん、楽しい。特に山本たちのクラスはリアクションもいいし、わかったりわかんなかったりするとみんな顔にでるから授業しやすい。」
「私も顔に出てますか⁉︎」
「たまーにね。笑」
「えー、やだ、、。昔からすぐ顔にでるって言われてるんです。」
「でもすぐ顔にでるって素直ってことだからいいんじゃない?」
「え、そうですかー?」
「うん。じゃあ、ここまで。気をつけて帰れよ!」
「はい、本当にありがとうございました!」
「おい山本、荷物。」
「あ、忘れてた。」
先生は私にリュックを背負わせてくれた。
そして、私の肩に手を置き、
「気をつけて帰るように。あと、家でちゃんと寝ること。」
と釘を刺してきた。
先生が手を置いた肩は、電車に乗ってもジンジンと熱いままだった。
いつものように放課後の教室で勉強をしていた。
毎日夜遅くまで勉強していたため、突如睡魔が襲ってきた。
「15分だけ寝よ、、」
私は携帯のタイマーをかけて仮眠をとった。
誰かが私を起こす声が聞こえる。
「……と、…もと!…山本!」
「んーー、、。、、、え!先生⁉︎」
日直の舟木先生が教室を回っている途中で寝ている私を発見したようだった。
「もう最終下校30分も過ぎてるぞ!」
「す、すいません!」
「そんなに夜遅いのか?」
「いや、、、でもすぐ出ます!」
「最終下校過ぎてるし校門まで送っていく」
「すみません、、」
「松葉杖だろ?荷物持つよ」
「いやいやそんな!」
「遠慮するなって。成長期なんだから骨に少しでも負担かけないようにしないと。」
「ありがとうございます、、」
先生と校門まで歩くのは至福の時間だった。
先生は松葉杖である私に歩調を合わせながら歩いてくれた。
すぐ真横に先生がいるから、このまま手を繋げたら、、なんて思ったりもしてみた。
「先生?」
「なんだ?」
「明日、物化質問行ってもいいですか?」
「おぅ、どしどし来い。」
「先生は、みんなに物化教えてる時、楽しいですか?」
「うん、楽しい。特に山本たちのクラスはリアクションもいいし、わかったりわかんなかったりするとみんな顔にでるから授業しやすい。」
「私も顔に出てますか⁉︎」
「たまーにね。笑」
「えー、やだ、、。昔からすぐ顔にでるって言われてるんです。」
「でもすぐ顔にでるって素直ってことだからいいんじゃない?」
「え、そうですかー?」
「うん。じゃあ、ここまで。気をつけて帰れよ!」
「はい、本当にありがとうございました!」
「おい山本、荷物。」
「あ、忘れてた。」
先生は私にリュックを背負わせてくれた。
そして、私の肩に手を置き、
「気をつけて帰るように。あと、家でちゃんと寝ること。」
と釘を刺してきた。
先生が手を置いた肩は、電車に乗ってもジンジンと熱いままだった。

