ある幼なじみの恋 [完]




♪♪♪~




ガチャ・・・


「もしもし。まい?」


「ズッ・・・どうしたの?」


「あ・・・」





泣いてる。あの気の強い舞が。声を明るく装ってるけど、
長いつきあいの俺には分かるよ?


「なに?
もうきるよ?」



「あ!
待って待って!!




あのね、言っときたいことがあって。」


「なに?」


「おれ、舞のこと嫌いとかじゃなくて。今まで仲良しだったのにいきなりそんな風にみれないって言うか・・人を好きになったことがないから、なんかそう言う感情全然分かんなくって。」


「うん。ありがとう。






あしたからもいつもみたいに仲良くしてくれる?」




「あたりまえじゃん!!」

「ありがと。じゃ、おやすみ。」

「おやすみ。」