「うん。 ちょっといいかな?」 そう言うとあたしの方を遠慮がちにちらっと見る。 けどあたしは絶対どかな・・・ 「じゃあ舞はさきに行ってやぁ?」 「はあい」 右京に言われたらどくしかないじゃん涙 それでもあきらめきれないあたしは下駄箱に入ったすぐのところで 耳をひそめる。 「もしかして今の彼女だった?」 「いや、幼なじみだけど?」 「そっかぁ。よかった。 あ、ところで・・・ いきなりで迷惑かもしれないけど・・ その・・・アドレス教えてください!!」 「いいよ?」 「え?」