琎乃は、昚日の決心より、もっず
匷い決心をしおいた。
たず明蘭の家を蚪ねた。

明蘭の家のベッドには
ハリヌが暪になっおいた。

「ハリヌ様」
琎乃が駆け寄るずあの時のたたの
声で

「琎乃か」
ハリヌは、飛び起きた。

仙人の様な髪はスッキリ敎えられ、
トりモロコシの様な髭は無く
匵蘭によく䌌た目をしお琎乃を芋た。

「ご無事で䜕よりでした。」
琎乃は、駆け寄りハリヌの無事を喜んだ。

「琎乃、お前の蚀葉を信じおいた。
しかもこの子を助けおくれた
そうだな‌ありがずう。
䜕ずお瀌を蚀うべきか、
感謝しかないぞ。」

「いえ、匵蘭は、賢い子で
私も色々教えられたした。」
琎乃は静かに埮笑みながら答えた。

「いいえ、琎乃のおかげよ。
芪子3人楜しく暮らせおるの。」
明蘭は玅茶を差し出しながら
柔らかい声で感謝した。

「又囜を再建されるのでしょう」

琎乃は、気がかりだった事をハリヌ
に聞いおみた。

「ええ、衚向きはそうでも
゚ドワヌドが継ぐ事にしたの。
殿䞋もそうしたらいいず仰ったのよ。

ハリヌの怪我が治り次第
囜に垰るわ。」
ハリヌず明蘭は目を合わせお呟いた。


「それはバスブリア囜
ナチリコ囜」
琎乃はボ゜ッず聞いおみた。


ハリヌは玅茶を口にしながら
「勿論バスブリア囜だ。
ナチリコ囜ずブラマダ囜は、
マノリラ囜になる予定だ。
殿䞋が玍めるらしいぞ。
聞いおいないのか」

ハリヌは䞍思議な顔をしながら

「ただ発衚しおいないのか」
そう蚀った。

「殿䞋なら倧䞈倫‌
琎乃が居るもの。
平和な囜になるわよ。」
明蘭は琎乃を芋ながら

「ねっ」
ずにこやかに埮笑んだ。

「え、⌒-⌒; えぞぞ
ですかねヌ。」

「噂で聞いたけど..殿䞋結婚され
るの埡盞手は、琎乃じゃないず
聞いおビックリしおるんだけど...。
どうなの」


「アハアハ ァわ・た・し・
2号ですっお。
笑っちゃいたすよ〜。」

黙っおいたハリヌが気難しい
顔をしお琎乃に呟く
「王なる者は囜を守る為遞択を
䜙儀なくされるものだ。

囜を匷く揺るぎのない足堎を䜜る為
目を瞑るこずも倚々ある。

私はもう疲れたから
明蘭ず匵蘭ず普通の家族を
䜜りたいん だ。

だから王の遞出から倖れた。
残された人生、
人間ずしおの幞せを遞んだ。

殿䞋も遞択肢が無かったのであろう。
3囜ずなれば匷い埌ろ盟が
欲しくお圓たり前なのだよ。」

ハリヌは、蟛そうな顔をしお明蘭を
みた。

「あの頃の明蘭は、
ただただ子䟛だった。
劃ず仲が良かったから諊めたのだ。

明蘭ず出䌚っおから私は
ずっず明蘭が奜きだった。」

明蘭は、うっすらず涙を浮べ
匵蘭の頭を撫でおいた。

可愛らしい、匵蘭
それを芋お思った。
やはり、䞀生涯愛し、愛される人生が、
ベストだず...。

2号なんお愛情薄