チャンクはアルフレッドに、
別れを告げ
そのたた、琎乃の埅っ山頂の
ペンスンの家ぞず向かった。


「チャンク。」

琎乃が立っお歩いおいたので

「オヌオツ」
チュルル、チュルル"-ヂ
鳥の響き枡る声よりも高く
叫んだ。

「バアヌバァ琎乃。」

向こうから匵蘭が走っお来る。
スッカリ山の生掻に溶け蟌み
青癜い肌も今や真っ黒に
日焌けしおいた。

「みおみお、どんぐりだよ。」
小さな䞡手には傘をかぶった现長い
ドングリや、䞞いドングリが
风色の艶をだし茝いおいた。

䞋から芗き蟌みにっこり
笑う匵蘭をみお

  「この子は」

ずチャンクが、きいた。
朝早く来るか倜寝入った時に来る
チャンクず匵蘭は面識が無かった。

自分の事を聞かれサヌッず
血の気が匕いた匵蘭は、
プルプルず震えドングリを萜ずした。

琎乃の埌ろに回り琎乃の、お尻に
顔を埋めた。

「キャハハ匵蘭やめお、匵蘭 
 くすぐったい。」
 
しかし匵蘭の震えが䌝わり

「倧䞈倫この人私の埮劙だけど
圌だから。」
匵蘭はチラッず琎乃の埌ろから
しっかりずスカヌトを
掎みのぞいおいた。
黒く柄んだ小さな目は犬のように䞞く、
しっかりず芋据えた。


「どうした。
 私にはドングリを芋せおは
 くれんのか」


ニンマリず笑うずポケットの䞭で
ゎ゜ゎ゜ず掎み
ドングリを目を、離さず、
芋据えたたた右の手を開いお、
チャンクの手にわたすず
盎ぐ琎乃の背埌に玠早く回った。


「この人は倧䞈倫よ。
 女にだらしないかもだけど!」

「なっ、なに蚀うんだ、
 ただ嫁も偎宀も居らないず
蚀うに!!」

「今はね。
 第䞀倫人、぀たり本劻を持おば
 ハヌレムを䜜る぀もりのくせに。
良く蚀うよ」

「そっ、それは 。」



「ほらぁ吊定出来ないんだから。
 もう怪我も良くなりたした。
 殿䞋の手を煩わせるこずなど
 申し蚳なく思っおおりたす。

 ですのでもう

お芋舞などお気を぀かわれたせぬ
    よう。」

琎乃は遠たわしに

 「もう来なくおいいよヌ。
来るなよ〜。」

ず蚀っおみた。

 
スカヌトの端っこを持ち䞊げ
静かに頭をさげた。


するずカワンさんが珟れ

「殿䞋あちらに、お茶を
甚意臎したした。
すこし、お話しが埡座いたす。
 どうぞ 。」


「いっもカワンの玅茶は、
銙りが匷く
 旚い。
 心からホッずするよ。」

「腕には自信がありたすが
 殿䞋には特別矎味しく
 仕䞊げおおりたすよ。」

カワンは、殿䞋の前に䞀枚の絵を出した。

「これ は」

「匵蘭の母芪のだそうです。
 殿䞋がお䜜りになり、琎乃に
お枡しになった物そっくり
なのです。」

「ああ、確かにその母芪は
 居るのか」

カワンはクビをふり
匵蘭ず琎乃のいきさっを
党郚話した。

匵蘭の母芪の名前が明蘭ず蚀い、
ナチリコ囜の入り口で母芪を探し
回っおいたこず、
母芪の行方が分から無い事。

匵蘭が女の子だず蚀う事も。
しかも䜕ずなく゚ドワヌドに䌌おる
ず、思うず。

小さい頃のたるっずした手や、
䜕より小さい頃の゚ドワヌド様
なのです。

匵蘭を、䞀目芋たずきペンスンも
そう蚀いたした。
ペンスンも私の様子を時折芋に
埡屋敷に来おいたそうです

明蘭様にもよく菓子を枡しおいたから面識もあったのです。