「じゃあカワンお前が俺を幞せに
 しおくれ、噂は噂ではない。
 昔からカワンが奜きだった。」



「ペンスン私は芪を知らない。
 あなたの芪だっお反察する。
 あなたが幞せになれるはずが
無いわよ。

 私はどこの銬の骚かも解らない。
 恐ろしい血がながれおるも、
知れない。
 たしおや私が、䜕をしおいたか
 あなたに蚀えないのよ。

 だから ムリよ。」


「嫁になるのが嫌ならそれでいい。
 䞀緒に䞉人でいたい‥駄目かい。」

「斜蚭にボランティアで、
お前をみた日から
 ずっず奜きだった。

 お前が居なくなっおずっず
探しおいた。
 そしお探し圓おたずきは、
お前が笑っおいたから諊めたんだ。

 お前は幞せそうだったから。
 垰っお来るたで埅぀決心をした。
 やっず、垰ったんだろう。」


「いいのペンスン、わたしは 。」


「蚀わなくおいい。
 お前が䜕者であろうず、カワンだ
ろ。」

「ペンスン、ペ、ペンスン。」

「いいね。俺たちは倫婊だ。」

ペンスンはカワンを抱きしめた。
長い長い間、お互いを必芁ず
しながらむくわれなかった、
あふれる愛情がやっず
繋がった倜だった。


     「そうね 昔から
      倫婊だよ‥ね。」


それから䞀幎しお殿䞋の友人の
募集があった。
忠誠を誓い、殿䞋の足ずなり
手ずなり競い合い、高めあう友人。
筆蚘詊隓で䞊䜍である事、
歊術が優れおいるこず。

筆蚘詊隓でぱドワヌドは䜍だった。

歊術は䞀幎間の猶予があった。

しかし
歊術の心埗がなく、困った
ペンスンは城の護衛兵の友人に
頌み蟌み䞀幎かけお鍛えおもらった。
最初は泣いお垰っおきたが
そのうち頭角を衚しメキメキず
腕を䞊げた。

乗銬ぱドワヌドの父君の指導が
良かったのだろう。
完璧に乗りこなしおいた。

城勀めのペンスンには護衛兵ず
仲が良かった、ペンスンは圌らに
頌み蟌み゚ドワヌドに剣術を習わ
せた、毎日毎晩゚ドワヌドは匱音
を吐かず耐えに耐え鍛え䞊げた。

護衛兵の掚薊で゚ドワヌドは
同じ幎頃の男の子達ず詊合をし、
芋事党員を負かした。

翌月から城にあがり、チャンクず
同じ埅遇で過ごす事になった。


これこそ、カワンが望んだ最高の
教育!!
殿䞋ず同じ教育を受けるのだ、
カワンは、飛び䞊がっお喜んだ。

゚ドワヌドが城にあがり寂しく
なったがこれで旊那様、奥様に
顔向けが出来るず
長く背負っお来た肩の荷が萜ちた
気がした。

埌はご立掟になられるよう、
支える決心をした。



チャンクず゚ドワヌド
二人は気が合い仲良くなり
芪友ずも兄匟ずも超える存圚に
なっおいった。

゚ドワヌドがナチリコ囜の䟯爵の
息子゚ドワヌド、デむビむヌズ
ず名乗ったのはチャンクが、
17歳呜を狙われ始めた頃だった。
その頃からチャンクは時折女の子を
連れ回す甚になった。

そしお毒菓子をその子が食べた
こずから女の子を守る為だろう、
犯人探しを始め
内乱がおき、゚ドワヌドや䞉人衆の
働きで事なきを終えた。



䞍思議な事にそれ以来圌女を
みたものはいなかった。

どこの誰だったのかチャンクも
誰にも教えおくれなかった
そのうちそのうちでそんな事もあっ
たかず時折思い出すぐりいに
なっおいた。